弁護士の就職と若手弁護士の仕事 blog

弁護士の就職と、若手弁護士の仕事について、まもなく中堅に差し掛かりそうな弁護士が知っていることを記録するブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

弁護士の就職⑪ ブティック系事務所に入るには

これまでの記事で私が知っていることは概ね書き終えてしまいましたが(お役に立っていなかったらすいません)、この記事では、ブティック系事務所に入るにはどうすべきかを書きたいと思います。 前の記事に書いた通り、ブティック系事務所とは、企業法務系事…

弁護士の就職⑩ ロースクールではどう過ごすか

企業法務系事務所への就職を目指す場合、ロースクールではどのように行動すべきかも、踏まえておく必要があります。 選考基準は前の記事に書かせて頂いたとおり、学歴、成績、年齢、予備試験合格の有無などですから、ロースクールの修了時にこれらのパラメー…

弁護士の就職⑨ サマクラ、ウィンタークラークなど

サマークラーク(略してサマクラ)、ウィンタークラーク、スプリングクラークなど、ロースクール在学生や予備試験合格者を対象に短期間のクラークを募集している事務所があります。 多くは、法令調査やリサーチなど弁護士の補助業務を行ってもらうと書いてあ…

弁護士の就職⑧ 事務所選びのコツ

就職活動をする際、実際に事務所に入って働いたことがあるわけではないので、どの事務所に入るべきか(就職活動すべきか)迷う方もいらっしゃると思います。 私が考える事務所選びのコツは、次のとおりです。 1 取扱業務に興味が持てるか 2 待遇に満足でき…

弁護士の就職⑦ ロースクールから四大、準大手事務所を目指すには

前の記事で、四大や準大手事務所を目指すには、 ・学歴 ・成績 ・年齢 ・予備試験合格の有無 などが選考基準になることを書きましたが、 仮に、四大や準大手事務所への採用実績がない又は少ないロースクールに入った場合は、成績がどれだけ良くても、過去の…

弁護士の就職⑥ ロースクールは高学歴といわれるところに(企業法務系事務所への就職を目指す場合)

これまでご紹介した通り、特に中規模以上の企業法務系事務所への就職を目指す場合、学歴は相当に高いものが要求されます。 場合によっては、入るだけでほぼ自動的に足切りとなってしまう大学院も、現実としてはあり得ます。そのため、企業法務系事務所を目指…

弁護士の就職⑤ 中規模事務所に入る方法

弁護士の所属人数が数十人程度の、いわゆる中規模事務所に入る方法(就職活動)について書いていきます。おそらくこのくくりに入ることで異論が少ないと思われるのは、東京でいえば、敬称略で、岩田合同、田辺総合、牛島総合、東京丸の内、桃尾・松尾・難波…

弁護士の就職④ 大手、四大や準大手に入るには

企業法務系事務所への就職活動について書いていきます。 (前提) 入りたい事務所の弁護士のプロフィールを見てみると、学歴や年齢、経歴に偏りがあることが多いと思います。 事務所によって、どのような人材を取りたいかの考え方(選考基準)が異なり、すで…

弁護士の就職③ 企業法務系事務所の分類(規模別、外資系、ブティック系)

この記事では、企業法務系事務所への就職活動について書こうと思います。 企業法務系事務所の種類は、規模別で分けると次のとおりです。 ・大手事務所 いわゆるNA,NOT,MHM,AMTです。企業法務のうち、すべての業務分野を扱い、どの分野も深い専門性があります…

弁護士の就職② 法律事務所の規模

弁護士の就職①に続き、企業法務事務所と一般民事事務所を詳しくご紹介する前に、就職活動の際にしばしば就職希望者が重視する「法律事務所の規模」について書いておきたいと思います。 ここ数年は、法律事務所を所属弁護士数の多い順にランキングしたデータ…

弁護士の就職① どんな事務所があるのか

数回に分けて、弁護士の就職について書いていきたいと思います。 昨今、様々な規模、形態、取り扱いの法律事務所があり、法律事務所を形式的に分類することは難しくなっている気がしますが、まずは取扱業務で分けるのが、就職の際には有益だと思います。 大…

自己紹介(簡潔に)

まずは簡単に自己紹介をさせて頂きます。 このブログでは、匿名で私が知っている情報をお伝えするつもりなのですが、 情報の価値は記事を書いている者の経歴等によって変わってくると思いますので、記事をご覧いただく際に多少でも参考になりましたら幸いで…

ブログの開始と趣旨

初めまして。 このブログは、東京で勤務するまもなく中堅といわれる登録年数に差し掛かる弁護士が、弁護士の就職活動や法律事務所の実態、若手弁護士の仕事などについて、思いつくままに記録するブログです。 最近ツイッターなどを見ると、修習生や登録間も…