弁護士の就職と若手弁護士の仕事 blog

弁護士の就職と、若手弁護士の仕事について、まもなく中堅に差し掛かりそうな弁護士が知っていることを記録するブログです。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(余談)R2 司法試験結果

司法試験の合格発表がされたようです。 合格者数は1450人で、1500人を若干下回ったようですが、合格率が約39.1%でした(合格者÷受験者)。10年ほど前は20パーセント台で推移していたと思いますので、ほぼ4割というのは驚きました。 合格率が上がることも悪…

弁護士の就職15 都市圏と地方の違い

日本では弁護士数が偏っていて、東京や大阪など大都市圏に多くの弁護士が登録しています。少し前の統計では以下のように分布していて、今は東京だけで全国の半分くらいを占めていると思います。http://www.moj.go.jp/content/001238116.pdfこれはやはり、人…

(番外編)裁判官や検察官への道

このブログでは弁護士の就職活動を中心に記事を上げてきましたが、番外編として、裁判官や検察官になる道についても触れておきたいと思います。 ご存じの方も多いと思いますが、 現在、日本では法曹一元という考えの下で、裁判官、検察官、弁護士のいわゆる…

弁護士の就職14 企業内弁護士(インハウス)(1月16日加筆)

これまで企業法務系法律事務所への就職活動を中心に書いてきましたが、インハウスについても少し触れておきたいと思います。 インハウスへの就職は、法律事務所とは異なることが多いです。スケジュールとしては、東京なら、来年2月頃に修習生を対象として説…

弁護士の就職⑬ 給与の水準(加筆)

事務所や年によって全く異なりますが、事務所やキャリアパスごとの給与(報酬)の水準について私が把握している情報を書かせて頂きます。 第一にお金を儲けたいという場合は、弁護士ではなく、起業したり、外資系の会社に一般就職で入る方が、試験合格までの…

弁護士の就職⑫ 学部、ロースクールの成績について

学部やロースクールの成績が就職活動にどの程度影響を及ぼすかについては、事務所により評価が異なると思いますが、大まかな傾向として、 学歴ほどではないが、成績もそれなりに評価対象になる(重要である) といえると思います。 以前の記事で東大ロースク…

(余談)司法試験の勉強について

大学生の方もこのブログをご覧頂いているようです。 かなり前の情報になってしまうのですが、司法試験(や予備試験)の勉強法とでもいうべきものを書いてみます。一個人の感想に過ぎませんが、私自身多数の先輩合格者の話を聞いて勉強法を模索していましたの…